オールドデジカメを楽しむ NIKON D50

以前書いた記事をリニューアルしました。低画素機でも600万画素程度あると、案外実用的になるかなと思っています。

オールドレンズやジャンクレンズで遊んでいると、次第にそれらを試すためのミラーレス一眼デジタル一眼レフカメラが欲しくなってきます。とはいえ、高価な機材を次々と揃えるわけにはいかないので、必然的に手が伸びるのは古い、あるいはジャンクに近いカメラです。
マウントアダプターを使い古いレンズを楽しむためのミラーレス機は5台ほど試してきましたが、レンズによってはマウントアダプターを使わなくても、一眼レフで遊べるではないかと、D50が3台目となります。


D40からD50へ

以前手に入れたNIKON D40は、ボディにAF駆動用モーターを内蔵していないため、オートフォーカスが可能なのはモーター内蔵のAF-Sレンズに限られます。そのため、ジャンクでよく見かける古いNIKON製AFレンズを使っても、マニュアルフォーカスでしか使えません。
さらに、AFレンズは本来オートフォーカス前提で設計されているため、MFでは使いづらいというのが正直なところです。(最近、目もどんどん悪くなっているので余計にMFが苦手になっています。)
そこで目をつけたのが、NIKON D70やD50といった、AFモーター内蔵型の古い機種でした。中古市場ではD70の方が玉数が多い印象ですが、D50の方がAF性能に定評があるという情報もあり、フリマアプリやヤフオクをこまめにチェックして、最終的にD50を入手することにしました。


ジャンク遊びの醍醐味──ニコイチで修復

最初に手に入れたD50は、残念ながらシャッターに不具合があり実用には難しい状態でした。
「これは仕方ない」とあきらめかけたところ、動作確認済みながら液晶の表面ガラスが割れている個体を発見。
「これは使えるかも」と思い、すぐに確保しました。
そして、ジャンク遊びの定番「ニコイチ」──2台の部品取りを組み合わせて1台を完成させる手法──で、液晶部分を入れ替え。結果、無事に完動品として再生することができました。


ジャンクレンズもAFで使える喜び

これで、手元にあるニコンマウントのジャンクAFレンズを、D50のボディでオートフォーカス動作を確認できるようになりました
レンズ自体の状態はまちまちですが、AFでの動作確認が取れただけでも十分な成果です。
今回のD50は、格安というわけにはいきませんでしたが、市場相場から外れることなく手に入れられたといえるでしょう。
「最初から動作確認済みの個体を買えばいい」と思われるかもしれませんが、ちょといじれば動作する、というものジャンク遊びの面白さです
どんな状態で届くのか、組み合わせて動くのか、部品交換がうまくいくか──その一つひとつが、愛着にもつながる大切なプロセスです。


シャッターボタンを押すとエラーが
液晶面のガラス割れ
合体して無事使える機体に!

とりあえず、JPEG撮って出し撮って出しの画像を並べてみます。(クリックで拡大します)

上の2枚は、室内でフラッシュ撮影、以下は屋外で撮ったものです。