スマートフォンで撮った写真に、なんとなく物足りなさを感じたことはありませんか？手軽でとても便利な反面、写真としての奥行きや味わいがちょっと足りないなと思うことがあります。
また、手軽過ぎて、スマホの肥やしになってしまっていることもありませんか。
一方で、「カメラで写真を撮る」ことに対して、なんとなくハードルの高さを感じる方もいるかもしれません。操作が難しそうだったり、機材が高そうだったりといったイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。実際、最近のカメラやレンズは価格が上がっていて、ちょっと始めてみようかなという気持ちにブレーキがかかってしまうこともあると思います。
でも、最近は若い人の間で、エモい写真が撮れると、古いコンデジやフィルムカメラが、静かなブームにもなっているようです。
休日には、よく野鳥の写真を撮りに近くの観察スポットを散策します。野鳥の撮影では、細かな描写や素早い動きへの対応が必要なので、ある程度性能の高いカメラやレンズを使っています。でも、そういった機材を使うのは、ある程度限られた場面です。すべての写真に高価な機材が必要なわけではありません。
むしろ、街を歩きながらのスナップや、のんびりとしたお散歩写真には、古いデジタル一眼レフカメラをよく持ち出します。少し大きめではありますが、最新の高価なカメラよりもずっと気軽に持ち出せて、自由に撮れるところが気に入っています。肩の力を抜いて楽しむ写真撮影には、こういう気楽さがとても大切だと感じます。
もちろん、高価な機材には高い性能があって、美しいやこった写真が比較的簡単に撮れるという魅力もあります。ただ、それを十分に使いこなすには、それなりの知識や経験がさらには粘りが必要になります。逆に言えば、写真の基本的な仕組みやカメラの操作が少しわかれば、どんなカメラでも「撮ることの楽しさ」を十分に味わうことができるのではないでしょうか。
このサイトでは、難しいことはあまり気にせず、まずはシャッターを押してみることを大事にしていこうと思っています。SNSでシェアしたり、パソコンの画面で写真を眺めたりするなら、昔のカメラやレンズでも、十分すてきな写真が撮れます（自己満足？、それも大事な楽しみかたです）。
もちろん、古い機材ならではのクセや困りごともありますが、そのあたりはまた別の機会にゆっくりお話しできたらと思います。
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