1000万画素で浅草を切り取る──EOS Kiss Digital Xと歩く街スナップ


浅草を歩きながら、オールドデジタルで写し出す

少し前になりますが、2006年発売のEOS Kiss Digital Xを持って、東京・浅草を歩いて写した写真です。ひとつ前の投稿のDigirtal Nの比べてみたいと思います。こちらは約1000万画素のカメラです。

今どきのスマホや最新ミラーレスと比べたら、スペックは正直かなり控えめ。しかし、中古やジャンクで数千円で購入できます。
そんな古いカメラでも「浅草の空気感」はしっかり写してくれます。


雷門を通り抜けて

まずは定番の雷門から浅草寺の境内。

Kiss Digital Xの写りはコントラストがはっきりしていて、赤の発色が力強い。コンデジっぽい軽さもありつつ、ちゃんと一眼レフらしい立体感もあります。
ダイナミックレンジに関しては、今のデジカメに比べると劣ります。街歩きではカメラ任せの設定が多いのでJPEG撮って出しだと白とびなど、少し気になるかもしれません。


暗所性能も劣りますが、それなりに雰囲気は出ているかと思います。

裏道の静けさに惹かれて


上の写真はDigital Nで撮ったもの800万と1000万の画素数の違いはわかりませんね

浅草寺の裏手や路地裏に入ると、少し落ち着いた風景が広がります。
これはJPEG撮って出しですが、じっくりと楽しみたい画像は少し面倒ですが、RAW現像で仕上げると、しっとりと仕上げることもできます。


昭和感の残る街に、オールドデジイチがよく似合う

浅草という街は、どこか懐かしくて、でも観光地としての賑やかさもある
そんな雰囲気を、デジタルXのちょっと元気な発色と、クラシックな描写が絶妙に表現してくれます。

暗所では手振れも気になりますが、それも面白さと割り切って撮るのも楽しさになります。


おわりに──古いけれど、街を写すにはちょうどいい

EOS Kiss Digital XもNも、もう20年近く前のカメラ。
でも今でも街歩きスナップ用カメラとしては楽しめるカメラです。

  • 一眼レフとしては軽いので疲れない
  • 撮る動作がシンプルで気持ちいい
  • 1000万画素あれば、SNSはもちろんA4プリントでも十分

コンデジのように気軽に持ち出して、
“そのとき感じたまま”を切り取れる一台です。


使用機材:

  • カメラ:Canon EOS Kiss Digital X
  • レンズ:ef-s 18-55mm f3.5-5.6 usm(標準ズーム)